めふん 北海道広尾産

かなり人気がある珍味とは言えませんが、一部で非常に需要があり、北海道や東北で食べられ続けている【めふん】です。入手はそれ程簡単ではありませんし、熟成にも時間のかかる珍しい珍味です。

あまり一般的には知られていないめふんですが、めふんは鮭の腎臓（血合い）を塩蔵熟成した食品、鮭の腎臓の塩辛を言います。一匹の鮭から数グラムしか捕れない貴重品であり、その腎臓をゆっくり時間をかけ熟成させ旨味を出したのがめふんです。
「めふん」という名前は、アイヌ語で腎臓という言葉である「メフル」からそう呼ばれるようになりました。また漢字では「女奮」と書きます。

鮭が好きな人というよりは、肝料理が好きな人にオススメな珍味です。酒盗やどぶ漬等が好きな方に召し上がって頂きたい珍味です。お酒との相性は抜群で、ビールや焼酎というより日本酒に合う肴だと感じます。

一匹から獲れるのはわずか数グラム?!貴重な鮭の腎臓

一匹から獲れる鮭の腎臓はほんの数グラムと言われています。一般では流通していないため、生の鮭の腎臓を見る機会がありません。そして腎臓は鮮度が命です。

独特な色合いと見た目です。とろっとろになった鮭の腎臓の塩辛が通の食欲を掻き立たせてくれます。もちろんこの見た目です。この香りです。万人受けする食べ物だとは考えていませんが、好きな人にとってはこれが堪らなく素晴らしい味わいです。
初めて食べる方はどうかその点を踏まえた上でお召上がりくださいませ。