メークイン 10kg

名称のメークインは元の名前であるMay Queenの発音からつけられています。メークインの発祥の地として知られるのが北海道の厚沢部町です。北海道の有名なじゃが芋の1つでもある男爵芋と比べるとずっと後に作られています。メークインが有名になったのは昭和30年頃と言われ、少しずつ需要が伸び始めました。それから本州でのメークインの人気が上がり、全国的にも有名な品種となりました。厚沢部のシンボルマークはメークインをモデルにしており、生産でも他の品種と交わる事が無い様に、メークイン以外のジャガイモは栽培していないそうです。そうした徹底した管理で栽培されているようです。

●男爵芋との比較
形：細長く、表面はすべすべしています。
中身：黄色っぽく、粘質です。
食感：男爵芋の様なサラサラした舌触りではなく、滑らかさがあり、ほんのり甘味があります。
調理：煮崩れしにくい特徴があるので、シチューやおでんといった煮込み料理に最適です。また、グラタンにも適しており滑らかな食感はメークインならではです。

メークインの特徴メークインは芽が浅くて、形が長く、男爵芋の様なゴツゴツした形とは違って楕円形のほっそりとした形です。イギリスのエリザベス一世が後押ししたとも言われるだけあり、どこか気品があるじゃが芋です。栽培に手間がかかるじゃが芋で、病害虫に弱く、形が長い為に芋切りや収穫時期の機械化が難しいです。また、上手に土寄せしないと、芋の表皮が緑化しやすく、形が崩れやすくなる事もあり、栽培が大変のようです。

■カットしたらすぐに水にさらすのが良いです。じゃが芋は皮を剥いたり、カットしてそのまま放置しておくと茶色に変色してしまいます。これはアミノ酸の一種が含まれている為に、酸素と反応してメラニン色素に変わるからです。水にさらしておく事で空気を遮断できますし、アクも抜く事ができます。

■水から茹でると良いです。じゃが芋はたっぷりの水に少量の塩を加えて茹でると良いです。熱湯に入れるのではなく、水から茹でる理由は、熱湯からだと外側だけ火が通り、中心部が温まりません。また、中心部に火が通るまで加熱すると加熱しすぎの状態になってしまいます。