かつお節削り器「弁次郎」

本枯節を削るのに最適な、高級削り器です。少ない力で削りやすいように工夫されて作られた職人の道具です。お家にいながら、出来立ての削り節でプロの味を楽しめます。

職人の技をご家庭で

白樫を使った本格的な削り器ですが、どなたでも使いやすいように、カンナ台に傾斜が付けられており、力を入れやすく、従来よりも小さな力で削ることができます。！！（実用新案登録　第3162993）
また、スプリングバネが箱に取り付けてあり、がたつきや削っているときの衝撃を和らげます。

さらに、小さくなっても最後まで安全にらくらく削れるアダブター(押さえ木)も付いていますので、プロの方はもちろん、ご家庭で、女性の方やお子様も安心して使用することができます。

削り節を楽しむ

技術の限りを尽くして料理をつくっても、だしがしっかりとしてなければ、本当のおいしいものは出来ません。基本はだしです。節に加工される魚達はいろいろありますがカツオをはじめ、マグロ、ソウダガツオ、サバ、ムロアジ、イワシなどが使われます。

鰹節のあの香ばしい香り、なんともいえぬ旨味はどこからくるのでしょうか？
うまみを引き立たせるのはイノシン酸。グルタミン酸のようなアミノ酸にイノシン酸が作用して、相乗効果によってうまみを発揮することが確認されました。かつおぶしの香ばしい香りは特定の成分ではなく、沢山の成分（90種類）が複雑にからみあってできたものです。このような食品は他に類をみません。カツオブシの香りは実際より味を濃く美味しくする働きを持っています。

しかし、一般の鰹節を削った「削り節」は酸化しやすいため、開封すれば1~2週間で風味が落ちてしまうと言われています。削りたてのかつお節の風味は別格です。

出汁を取る

昆布とカツオ節でとっただしは、上品な味に仕上げたい日本料理には欠かせませんが、顆粒だしの素に疑問を持ちつつ使っている人も少なくないと思います。たしかに手軽ですが、本当の出汁の味を知ったらもう使えません。味が、香りが違います！！
水出し法、煮だし法、煮炊き用法などがあります。お料理によってはシイタケや煮干しなども合せることで、より深みのあるお出汁としてご利用いただけます。

ふりかける

削りたての鰹節を初めて食べた人はその香りに感動します。是非、本節をご自分で削って削りたてを味わった見てください。香り、旨味、栄養価がだんぜん勝っております。
出来立ての削り節なら、ご飯にふりかけてお醤油や卵を合せるだけで、重厚な香りと旨みたっぷりの早旨メシが完成します。お好み焼きやお豆腐などにもふりかければ、いつものメニューがより一層華やかに生まれ変わるでしょう。

食を育む

かつおぶしは日本が生んだ食文化で、他国に類を見ない日本独特の食品です。
雄節と雌節を合わせると夫婦一対となり、その形が亀の甲羅に似ていることや表面の黒皮、肌の笹の葉模様、先端の梅の形の削り方を松竹梅にみたて結婚式の引き出物などのめでたい席に用いられてきました。「勝男武士」に通じるため元気な子に育つようにと出産祝いに、「勝つ魚」から快気祝いなどにもつかわれます。
また、鰹節を削るのが子どものお手伝いになっていた家庭も多く、日本人の生活と切っても切り離せない食材です。
ご家庭で削り節を作ることは、本物の食材に触れ、味わい、文化を継承することにも通じ、お子様にとっても貴重な経験となることでしょう。

誰にでも使いやすく、心地よく削れる工夫が盛り込まれた、本格高級削り器です。プロの方の仕事道具や贈り物として、日々のお料理から来客のおもてなし、食育など様々な場面でお使い頂けます。